版築

2018-01-16

素材のコト

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版築(はんちく)とは、地層をそのまま切り出した様なテクスチャーが特徴の仕上げです。版築の家具を製作してみたくてまとめてみました。

版築は、主に土や石、ワラ等を強く突き固める作業を繰り返し、何段も積み重ねて作られた壁や土塁の事で、ヨーロッパや中東でも民家や教会等様々な建築物古くから使われていました。(例:法隆寺、万里の長城…)

■版築の作り方

・版築を作りたい壁の大きさに1段分の型枠をつくる。
 なるべく1段の高さは薄くした方が丈夫になるらしい。

・型枠の中に補強の鉄筋を組む。

・型枠に土を入れる

・たたき棒やたこと呼ばれる道具で、型枠に入れた土を固まるまで一生懸命突き固める。

・型枠の高さまで突き固めたら、型枠を上部にまた組む。

・型枠を組んだ部分にまた土を入れて突き固める

・この作業を何度も繰り返す。

・つくりたい高さまで出来たら型枠を外して完成。

■版築の現在

近年建てられた版築が見られる建築は、国内では善根湯×版築プロジェクト/、海外ではブラザー・クラウス野外礼拝堂/Peter Zumthor等があります。

テクスチャー以外にも自然の材料である事、そして版築の材料である土が持つ適度な調湿・調温機能等からその機能性も見直されています。しかし、強度が弱い等の理由から現在製作されている版築はセメントを混ぜたものが多い。

【塗り版築】


版築というより左官ですが、版築特有のテクスチャーを活かした仕上げです。
塗りシロは10〜15mmぐらいなので厚みは無いですが、側面も仕上げる事で厚みのある仕上げに見せることが出来ます。
本来の版築では施工出来ない場所や広い面積の施工も可能で、様々な色や模様を付ける事も出来ます。
そして何より本来の版築よりも手間と材料が少なく手軽に出来ます。





■ついでに

塗り版築や土にセメントを混ぜたりする事は、本来の版築とは言えないかもしれませんが、今回やってみたいのは家具で耐久性や手間を考えると特に難しそうです。
あの地層を切り出した様なテクスチャーが好きなだけなので、セメントか塗り版築で製作してみようと思います。

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